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音でめぐる南信州

第13回「新野の雪祭り」(阿南町地域)

第13回「新野の雪祭り」(阿南町地域)の音を聞く

南信州は民俗芸能の宝庫といわれています。
とりわけ遠州・秋葉この二つの街道沿いには集落ごとに古来から受け継がれてきた様々な形式の祭りがあり、その多くは街道を通じて荷駄と共に伝承され、厳しい山間の暮らしに溶け込み息づいたのです。

なかでも県の最南端に位置する標高800mの高原の盆地、阿南町新野は周囲を山に囲まれ西や東、南からも峠を越えて来なければならない集落。
現在の国道151号、418号が交差し、はるか昔から街道の要衝として栄え、又民俗芸能のふきだまりの地でもありました。
国重要無形民俗文化財に指定されている新野の盆踊りや新野の雪祭り、そして諸国行脚の末、即身仏となった行人様御開帳の祭典も300年余りに渡って行われています。

ところでこうした神事の多くは深夜から明け方にかけて執り行われることから近年までその実態はベールに包まれていたといいます。

大正15年1月、阿南町新野の伊豆神社を訪れた民俗学者であり国学院大学教授折口信夫博士は、集落の人々によって田楽・神楽・猿楽田遊び等、芸能の原型が次々繰り広げられる様子を見て、この祭りは日本芸能を研究する上で大変貴重なものであると広く全国に紹介し、その祭りの中に雪の豊年の兆しとして大切に扱い、豊作の祈りを込めたものとして「雪祭り」と名付けました。

新野の雪祭り。その歴史は室町時代にまでさかのぼりますが、能や狂言等の伝統芸能の原点ともいわれるこの祭りを守り伝えてきた人々の厳しくも豊かな自然の恩恵に感謝し慈しみ、ひたむきに生きる想いが感じられるのではないでしょうか。

阿南町を南北に走る国道151号は、「祭り街道」と呼ばれています。
祭り街道沿い一帯には、この他にも多くの歴史ある民俗芸能が伝承され、先人の歩みを後世に伝えている地域です。

日本人の心のふるさとにつながる阿南町へは、お車をご利用の場合、中央自動車道飯田ICからおよそ30分。列車をご利用の場合、JR飯田線温田駅下車となります。

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