長野県南部飯田市の温泉や宿泊等の観光ガイド-南信州ナビ

TOP > 音でめぐる南信州 > 第12回「大鹿歌舞伎」(大鹿村地域)

音でめぐる南信州

第12回「大鹿歌舞伎」(大鹿村地域)

第12回「大鹿歌舞伎」(大鹿村地域)の音を聞く

下伊那郡の北東部に位置し、標高3,000m級の南アルプスの山懐に抱かれた村、大鹿村。
中央構造線が村の中央を南北に縦断しており、一直線の谷が形作られています。

この深い谷は「見越路(みこしじ)」と呼ばれる道を生み、はるか昔から人々の行き来に利用され、やがて信仰の道秋葉街道になりました。

また南朝再興の使命をおびて諸国を転戦した、後醍醐天皇の第八皇子でもあり当代きっての歌人でもあった宗良親王終焉の地でもあり、木造建築物として県下最古級である国指定重要文化財「福徳寺本堂」が現存する大鹿村は、隔絶されたかにみえる奥深い山里に古道を通じて様々な都の文化が入っていたことが伺えます。

なかでも、江戸文化の華である大鹿歌舞伎は地芝居の原型を今日まで残していて、240年余り前から各集落の神社の舞台で演じられ、時代の移り変わりの中でも途絶えることなく受け継がれてきました。

かつては多くの先人達が歌舞伎を演じ浄瑠璃を語った大鹿村では、村内13ヶ所に芝居専用の舞台が建てられていたといいます。
現在はそのうち7つの舞台が残っていますが春と秋の定期公演で使われているのは下市場の大磧神社と塩河の市場神社の2ヶ所です。
いずれも回り舞台があり、上手に太夫座が設置され奈落を備えた立派な舞台で、定期公演のハレの日には境内にゴザを敷き、「ろくべん」という重箱にご馳走を詰めて持ち寄り、酒を飲み交わしながら古来の観劇スタイルそのままに芝居を楽しみます。
役者も裏方も全て村民を中心にした大鹿歌舞伎保存会の皆さんで力のこもった所作や見得がきまれば、おひねりが白い花の様に宙を舞います。

平成8年に地芝居の分野で初めて国選択無形民俗文化財に指定された大鹿歌舞伎。
静かな山里に生きる人々の地芝居にかける心意気を熱く感じることでしょう。

地芝居の里、大鹿村へはお車でお越しの場合、中央自動車道松川インターよりおよそ40分。
列車をご利用の場合、JR飯田線伊那大島駅下車、伊那バスに乗りかえておよそ50分となります。

第12回「大鹿歌舞伎」(大鹿村地域)の音を聞く

テーマ別特集

春 夏 秋 冬 桜 キャンプ 食 温泉 飯田線 自転車 散策 その他

一つ前のページへ戻る

音でめぐる南信州へ戻る

page top